翼取り付け補強と指かけ&グリップ


胴体と主翼の取り付けを補強します。
HLGの動力は人の投げる力です。投げた時の衝撃に耐えるためと、投げやすさのために指掛けを兼ねた補強を取り付けます。
また、投げを確実にするために滑り止めのグリップを取り付けます。

主翼の取り付け補強

主翼を胴体に瞬間接着剤で取り付けただけでは「投げ」に耐えられません、なんせ競技では野球の外野手がバックホームするような勢いでHLGを投げるのですから、この衝撃に耐えられなければならないのです。
写真と説明を参考にポイントをつかんで下さい。

また、グリップは機体を投げる際の滑りやブレを防ぐためのものです。

[補強1]
主翼・右翼下面の胴体と主翼の接合部分
に指掛けを兼ねた三角形のバルサの補強
を取り付けます。



注意:@の部分は指を掛けるところです。
丸く削ってありますがこの段階では削ら
ずにおきます。
三角形の補強材は指掛けを兼ねたものです。
@〜Bの矢印が示しているの黒い部分はグリップです。
グリップについては後で説明します。

材質は主翼と同じ厚さ(5mm)のバルサです。主翼材をカットした残りを利用できます。
木目に注意して下さい。主翼の木目と直角、胴体の木目と平行です。
[幅]:22mm〜0mmのテーパ(指の幅に合わせます。)
[長さ]:95mm

[補強の作り方]
  1. 上の大きさにカットしたバルサを写真の様に胴体に付く側と反対側は丸く仕上げます。
  2. 胴体側は上反角が付いているのでその角度に合わせて削ります。(直角ではない。)
  3. また、主翼と胴体の取り付け部分は瞬間接着剤がはみ出ていますので、補強もそれに合わせて少し削っておきます。
  4. 取り付け前に取り付け個所に補強材をあてがい2.と3.の具合を確認しておきます。
  5. okなら、500番と1000番の紙やすりをかけて仕上げます。
[補強の取り付け]
  1. 取り付け予定個所の主翼右翼下面と胴体に軽く鉛筆で線で印を付けます。
  2. 取り付けはエポキシ接着剤で行ないます。ちょっとオーバな言い方ですが、エポキシをびちゃびちゃに取り付け個所に塗り付けます。
  3. 接着をより確実にするために、補強材にもエポキシを塗り、補教材を取り付け位置に押し付け、わざとエポキシをはみ出させます。
  4. はみ出した接着剤を指でのばしながら補強材全体と補強材近辺の胴体,主翼に塗りたくります。軽くのばして余りは拭き取り、接着剤が固まるのを待ちます。
[補強2]
主翼と胴体の接合部分の上面前縁部分に
補強を取り付けます。

この補強はHLGを投げた時に主翼前縁が持ち上がり、胴体から剥がれるのを防ぐが目的です。

[補強の作り方]
材質は胴体主翼と同じものです。厚さ3mmの桧です。胴体をカットした残りを利用します。
[高さ]:5mm/[長さ]:25mmのものから削りだします。
削り出しは、写真を参考にカッターナイフと紙やすりで仕上げます。

[補強の取り付け]
これも、エポキシを塗ったくって取り付けます。



[補強3]
[補強1]又は[補強2]で余ったエポキシは主翼・左翼下面の胴体取り付け部分(補強その1の反対側)に指で軽くのばしながら塗っておきます。

[指掛け]

写真の@は1項の補強の端を円弧に削ったものです。
黒く見えるのはグリップです。

1項と2項 の補強のエポキシが固まったところで金ヤスリでごしごしと削ります。
少し削っては人差し指をあてがって馴染みをみます。
ここのところは経験が必要ですが、この後のグリップの説明を読んでなんとなく感じをつかんで下さい。

要するに、主翼と補強と一緒に指の感触に従って削ってしまうのです。

[ポイント]
指に馴染むように削り終わったら瞬間接着剤を染み込ましておきます。
繊維方向ですのでけっこう染み込みますがこれが強度には大切です。
[グリップ]
このページの@〜Cの黒い部分ははグリップを示しています。
右効きの人がで投るの場合での説明をします。
@:人差し指を掛けるところです。
A:中指で押さえるところです。
B:薬指と小指を添えるところです。
C:親指で押さえるところです。

@〜C全て耐水サンドペーパ500番を使います。
「耐水」でなければいけません。
「耐水」でないと何回か飛ばすと汗とか、湿気で剥がれてきます。必ず耐水サンドペーパを使います。

好みによって、大きさを小さくしたり大きくして見て下さい。
実際にやってみると、意外と小さいものでよいことがわかります。
取り付けは、位置決めは写真を参考に実際に握ってみて印をつけます。
瞬間接着剤を機体側に付けてサンドペーパをすばやく押し付けて出来上がりです。

ヒント



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