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    ランチャーズ・スマート・サーマルセンサーの説明ページ

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ランチャーズ・スマート・サーマルセンサーは、フリーフライト模型飛行機競技会(競技会とは限りませんが)
における飛行を決定づけるサーマル(上昇気流)の有り無しを、模型飛行機を発航する場所(厳密にはサーマル
センサーの置いてある地点)の気温の微小かつ小刻みに変化しつつうねる様に変わる変化を人間の目で見える形
にしてサーマルの発生の検知の一助となる道具です。現状、「サーマルを検知できるもの」とは言えないレベル
です。

現存するサーマルセンサーは
 ①マイラーテープのような軽薄な吹き流し状のものを竿の先端に取り付け(ストリーマーという)その動きを
  見てサーマルの有無を判断するもの。
 ②サーミスタ使って気温の変化を電流の変化に換えて、電流計の針の振れを見るもの。
 ③同じくサーミスタを使って、ポケコンなどのマイクロコンピュータを使い、液晶表示器や小型のプリンタ、
  プロッタによりグラフを描かせるもの。
などがあります。

ランチャーズ・スマート・サーマルセンサーの温度変化検出は原理的には ③と同じです。気温の変化をサーミ
スタを使って電圧の変化に換えて Arduino というマイクロコンピュータで読取ります。その変化データをイン
ターネットを経由して、ランチャーズのホームページが置いてあるWebサーバのデータ受信プログラムに送り
ます。(これを「サーマルセンサー」と仮称します。)
データ受信プログラムは届いたデータを3秒に1回データベースに蓄積していきます。

一方、ランチャーズのホームページのWebサーバには、データベースのデータを人間が分かりやすい形で見え
るようにグラフに加工するプログラム群があります。(これは「サーマルデテクタ」と仮称します。)
パソコンやスマートフォンのWebブラウザからこのプログラムにアクセスすると、グラフが画像で送られてき
ます。ちょうどホームページを見るような感覚の操作で用が足ります。
画像は5秒に1回自動更新しますので温度が刻々と変化する様子を見ることができます。

「サーマルセンサー」と「サーマルデテクタ」をあわせて『ランチャーズ・スマート・サーマルセンサー』と呼
ぶこととしました。
最近の言葉でいうと、「クラウド・サーマルセンサー」、早い話が「共同利用型サーマルセンサー」です。
《下図参照》
拡大表示(pdf)

【ここがポイント】
1.飛行会場の温度状態はサーマルデテクタのURLにアクセスすれば、誰でも自由に見ることができます。各
  人がサーマルセンサーを作ったり、購入したりする必要はなくなりました。スマートフォンがサーマルセン
  サの表示機(器)に変身します。

2.サーマルデテクタは4種類用意しています。
  (1)移動平均グラフ付きの温度変化グラフ
  (2)単なる温度変化グラフ
  (3)未来の温度傾向の予測表示付き温度変化グラフ
  (4)温度変化をバブル表示したグラフ
  (5)その他、サーマルデテクタアプリを自分作ると言う人用にCSVデータ提供もあります。
 《これが真のポイント》
 このデテクタが表示するグラフや、送ってくるデータからサーマルの有無や大きさをどう判断するか....。
 後はやはり、あなたご自身の判断によるものとなります。サーマルの隣は下降気流であることをお忘れなく!
 ご自分の肌で感じる空気のぬくもりと併せてが活用していただければ幸いです。

3.将来の拡張形としては Arduino はシールドと呼ばれるアタッチメントや関連機器(プリント板レベル)
  が豊富にあり、XBeeなどを使い無線で複数個所のデータを集めることが可能ですので、面でサーマ
  ルを捉える方法などが考えられます。(今は一点でしかない。)

【 Arduino とは】
イタリア発、オープンソースハードウェアのマイコンボードとソフト開発キットのこと。
2005年に、イタリアの大学でマイコン技術を教えるために開発されたました。

Arduino に挑戦する方は以下を参考にしてはいかがでしょうか。
Arduino Wiki - ページ一覧
Arduino 本家 http://www.arduino.cc/

参考本など(Amazon)
Arduinoで計る,測る,量る: 測定したデータをLCDに表示,SDカードに記録、無線/インターネットに送る方法を解説 (マイコン活用シリーズ)
Arduinoをはじめようキット
たのしい電子工作 Arduinoで電子工作をはじめよう!
Arduino イーサネットシールド


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