NATS出場の記・・・・・Launchers古矢泰一

ずた袋にHLGを突っ込んでNATSにのり込んだ.....



 1996年7月21日(日)発7月28日(日)帰着のスケジュールで、インディアナ州マンシー(Muncie IN)で開 催された全米模型飛行機競技会(通称NATS)のFF大会に出場して参りました。

正確には経験者関澤氏に連れてって頂いたので、飛行機や宿泊の手配から現地の自動車移動まで、 完全にこの年寄りを介護して頂き、誠に有難いことでした。モタモタしてるうちに早や帰国後3月以上が過ぎ、報告が遅れまして相済みません。

運営
 FF大会は22日から26日までの5日間、思いつくありとあらゆるFF種目が行われ、こんな競技会スタイ ルもアリかと全くのところ驚きでした。
ウィスコンシン,ニューヨークなどの近周りや、遠くアリゾナ,カリフォルニア,テキサスなどから, 車一杯に自分の好みの機体を満載したフライヤー(ほとんどが元気印のオジサン&オジイサン)が集まっ てきて、5日間とっかえひっかえ何種目もの競技に参加します。

国際ルールの種目はラウンド制をとりますが、その他は08:00から17:00までの間に勝手に飛ばします。 計時は誰がやっても競技運営委員(CD)はこれを信じるというスタイルです。
関澤氏が過去に優勝を張り合ったDanhum氏は実はJrで、今回はオヤジさんがつきっきりでタイムキー パーという父子鷹チームでした。

交流
 ホテルに着いた途端に隣部屋のおじさんが話しかけてきました。Wisconsinのロジャースおじさんで、 その話好きなこと、モウ止まらないといった感じ。
相澤さん手作りのシールを進呈したら喜んで、お返しにカタパルトグライダーのキット(straight-up) をくれました。
こんなおじさんはフィールドにも沢山いて、前出のキットの設計者に紹介してやるからと言ってきか ない人やら、『私、日本のフライヤーの方と親しくさせて頂いております!』と話しかけてきたハチェ ック、リンチ、クラップの面々など対応に大忙しです。
吉岡、津田、金川諸氏が向こうでの著名人のようでした。

環境
 まあ一言でいえば、夢のようということです。大宮たんぼを4面(じゃきかないか?)とったような 広大な広っぱが、これすべてAMA専用の敷地。
発航点を変えた時に膝位まで草であってもどこからか巨大な穫り入れ機みたいなのが出てきて、きれい に刈って行きます。
もちろん街道沿いの入り口からフィールドの奥まで舗装した道が便利に繋がっていて、その脇に発航 地点を構えるといった塩梅です。
ホンダの2,3,4輪バギーが流行っていて、気の早いのは上昇中にエンジンをかけて真直ぐ飛行機の ほうへ走っていきます。
これだもの、掛け持ちエントリーなんかヘの河童です。

とにかくみんな凄く楽しんでます。
まなじりを決して勝敗を競うシリアスフライヤーよりも、皆で集まって飛ばしっこを楽しもうという ファンフライヤーが圧倒的大多数のようでした。
リンチ氏いわく、『F1Cは神経をすり減らすからイヤ。オレはビンテージが好き好き』。
この大会に5日間身を置いて見ると、全米の模型ヒコーキ愛好家の資金が確実に生かされていること を感じます。


 まだまだお話ししたいことは沢山あるのですが、今回はとりあえずこのくらいで.......。


エ?成績ですか?
関沢さんは5位入賞でプレートを貰いましたけど、小生は13位同タイムの14位でした。
『私、生まれて初めて2分フライトをやりました。』と感激していたファーザー.ディグナンという神 父さんが関澤さんより上位だったのでは? 
とにかく飛ばす時間帯を間違えました。

まア又の機会に私の言い訳でも聞いてやってください。


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