エンジン機は燃料のある限り飛び続ける訳で、そういう楽しみ方もありますが、 フリーフライト機は操縦せずに飛行するものですから、燃料を沢山積んでいては 回収不能となり、機体を失ってしまします。

競技会では7〜10秒間のみエンジンランさせ、後は滑空させ滑空区時間を競うことになります。 5回〜7回の飛行を行いその合計タイムを競います。max(1回の最大飛行時間:それ以上飛 んでも計測されない決められた時間)は120〜240秒、機体が手から離れた瞬間が飛行の開始 となります。


石坂さん(代々木スカイフレンズ)

1996年2月大宮たんぼ

石坂さんは競技会にはほとんど参加されませんので、あえて「さん]とさせて いただきました。

海外ではこの種の機体を飛ばしてけっこう楽しんでいるようで、雑誌によく紹介されています。
写真の機体のエンジンはディーゼルエンジンです。インド製でエンジンのかかりがよくお気に入りのようです。




この機体には小さな燃料タンクがついていて、エンジンランによる飛行は30〜40秒です。 エンジン停止後の滑空も見事でとても楽しい飛行を見せてくれます。

エンジンの回転数は5000〜7000rpmで、高度は10〜20mです。





見事、軟着陸したところを写真にとりました。全くのノーメカなのに、りっぱです。




薄井選手(東京選手会)

1996年2月大宮たんぼ

手にしているのは国内級E級の競技機です。

E級は1cc以下の排気量のエンジンと規定されている以外機体重量等の制限がない クラスです。
競技ではエンジンラン10秒2分MAXが一般的です。
この機体のエンジンはCox049teedeeと言うことでした。

写真では見えませんが、エンジンを10秒で停止させたり、エンジンラン時と 滑空時のスピードの違いに対応して姿勢を制御するための仕掛けがいろいろと 施されています。



薄井選手(東京選手会)

1996年2月大宮たんぼ

手にしているには国際級F1Cの機体です。

F1Cのエンジンラン時間はわずか7秒に制限されています。
この7秒間にいかに高く上げるかで勝負が決まります。

排気量は2.5cc以下と制限されています。






今まさに機体が手を離れた瞬間です。このまま垂直に、7秒間上昇し滑空にはいります。 高度は100〜150mです。

エンジンの回転数は20000rpmを超え、この7秒間は選手もギャラリーも我を忘れる一瞬です。

これらを制御するメカは精密、正確さが要求され、フリーフライトのF1マシンと呼ばれています。







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