■F1A F1B F1C このウィンドゥを閉じる
F1A この日,早朝高田さんが現地で確認した時は強風(10mの風)でしたが,選手が集合した時間には,やや収まってきたものの5〜10mの風で競技を遅らせての開始と決定.
結局,7時開始の予定を8時まで遅らせてスタート.初めの頃こそサークリングをする選手もいましたが,結局は地上で待機しての1発発航の選手が大部分で,こうなると地元のベテランが有利で成績の通りです.唯一サークリングに挑戦の平岩選手は,機体が云うことを効かずに不成立アテンプトで,2回目が発航出来ずにタイムは0.強風時は,索には常にテンションが掛かっているのでサーマル読みは結構難しく,すごい高度を取りながら100秒を切る選手も居ました.大幅にタイムを落とした選手は,2ラウンド以降で取り戻す予定が1ラウンドのみで競技中止でガックリ.後はやけ酒のみか.
結果論ですが,ほぼ全員が発航し回収に走った後,風が少しの間小康状態でした.HLGを飛ばす場合は,一息ついた時がほぼサーマルです.又グライダーでは,強風時はテンションがかかってる時の機体の揺れ(上下左右)がその信号と言われてますが,判断が難しい.来年は千葉の干潟ですので,どう戦うか.まだ1年あります.
No. | 登録 No. | 氏名 | R1 | R2 | R3 | R4 | R5 | R6 | R7 | 合計 | 順位 |
1 | 67F29202 | 高橋 浪男 | 180 | 180 | 1 | ||||||
4 | 67F107771 | 白井 庄二 | 180 | 180 | 1 | ||||||
7 | 67F107302 | 小西 忠司 | 161 | 161 | 3 | ||||||
12 | 66F115 | 宮本 茂樹 | 161 | 161 | 3 | ||||||
11 | 33F26216 | 和田 光信 | 132 | 132 | 5 | ||||||
6 | 34F194 | 熊井 恒雄 | 115 | 115 | 6 | ||||||
3 | 53F119493 | 河合 泰幸 | 109 | 109 | 7 | ||||||
9 | 34F1128 | 三留 益良男 | 106 | 106 | 8 | ||||||
13 | 34F104819 | 土肥 英幸 | 89 | 89 | 9 | ||||||
5 | 33F390 | 吉岡 靖夫 | 83 | 83 | 10 | ||||||
2 | 67F48647 | 鷲見 健次 | 78 | 78 | 11 | ||||||
8 | 34F107123 | 平岩 保 | 0 | 0 | 12 | ||||||
10 | 32F102515 | 柄沢 研治 | 0 | 0 | 12 |
■F1B F1A F1C このウィンドゥを閉じる
F1B 開始当初は絶好のコンディションで,全員が3分半をクリアー.多分これは日本始まって以来でしょう.このままのコンディションが続くと,8〜9割の選手がフライオフと言う,恐ろしい結果が予想されましたが,そうは問屋が…….以下,全選手について述べるのは困難なので,気の付いた事のみ簡潔に.
まずは,優勝の岩田選手.あのコンディションで7分はすごい.運もあるが,日本が世界第1級のレベルにある証拠です.これでやっと関東に選手権者が帰ってきました.2位の中田選手の強さは本物です.3位の小堀さんは回収に手間取って,機体のメンテ不備で水の入ったままのタイマーの不調でVISが外れず,早々と接地.残念でした.
4位以下も,常連がずらり.ただし津田さんは別格で,やっと機体が言うことを効き出したと言うこと・・(気にしないで!).前田さんは,今年もフライオフに残りながら発航出来ず.120回巻けるゴムを113回で2回全断とのこと,もったいない.
今年は5分ラウンドを9人が通過,好天であれば15名程度は残ったと思いますが,それにしてもすごいことです.フライオフに進めなかった10位台前半の順位の人は,距離は近いのにほぼ視界没でした.私も視界没(但し,地上に降りて…).
来年からのゴム30g時代は,重量はギリギリ,とことん抵抗を減らしてプロペラの上昇効率を上げ,調整を緻密に等々,これまで以上にやるべきことは増えるでしょう.
その他の選手では,菅原選手が何ラウンドかは忘れましたが4〜5回ゴムの全断を続けて何度もひっくり返っていました.後で聞くと,ゴム巻き7〜8割の所での全断とのこと.今年6月のゴムはバラ付きがあるので,硬いのに当たると巻き数がガクッと落ちます.言うなれば判断ミス,又は運が悪い.全体的に上昇高度は十分で,後は滑空調整の問題とか,ゴム全断による機体の損傷,段取り不備での発航不能等の原因によるタイムの損失を防ぐ方法等,競技の運営のうまさが今後の問題です.
No. | 登録 No. | 氏名 | R1 | R2 | R3 | R4 | R5 | Fo1 | Fo2 | 合計 | 順位 |
15 | 34F185 | 岩田 光夫 | 210 | 180 | 180 | 180 | 300 | 300 | 420 | 1770 | 1 |
2 | 54F258 | 中田 光恭 | 210 | 180 | 180 | 180 | 300 | 300 | 324 | 1674 | 2 |
13 | 33F182 | 小堀 三夫 | 210 | 180 | 180 | 180 | 300 | 300 | 65 | 1415 | 3 |
9 | 53F20351 | 伊藤 勝 | 210 | 180 | 180 | 180 | 300 | 298 | 1348 | 4 | |
12 | 32F259 | 織間 政美 | 210 | 180 | 180 | 180 | 300 | 274 | 1324 | 5 | |
4 | 32F126 | 出口 東生 | 210 | 180 | 180 | 180 | 300 | 261 | 1311 | 6 | |
22 | 53F754 | 西沢 実 | 210 | 180 | 180 | 180 | 300 | 260 | 1310 | 7 | |
20 | 33F227 | 津田 晃英 | 210 | 180 | 180 | 180 | 300 | 202 | 1252 | 8 | |
6 | 33F179 | 前田 喬 | 210 | 180 | 180 | 180 | 300 | 0 | 1050 | 9 | |
14 | 33F1624 | 田岡 真 | 210 | 180 | 180 | 180 | 295 | 1045 | 10 | ||
23 | 66F113919 | 今村 利勝 | 210 | 180 | 180 | 180 | 295 | 1045 | 10 | ||
16 | 34F103744 | 坂巻 敏雄 | 210 | 180 | 180 | 180 | 287 | 1037 | 12 | ||
3 | 31F669 | 梅原 義則 | 210 | 180 | 180 | 180 | 283 | 1033 | 13 | ||
21 | 34F80401 | 新井 敏治 | 210 | 180 | 180 | 180 | 259 | 1009 | 14 | ||
19 | 34F134 | 石川 保則 | 210 | 180 | 180 | 180 | 240 | 990 | 15 | ||
17 | 33F1104 | 井澤 正男 | 210 | 180 | 180 | 180 | 237 | 987 | 16 | ||
10 | 32F435 | 平尾 寿康 | 210 | 180 | 180 | 180 | 233 | 983 | 17 | ||
18 | 34F97908 | 竹鼻 幸一 | 210 | 180 | 179 | 180 | 204 | 953 | 18 | ||
7 | 34F80713 | 菅原 隆郎 | 210 | 180 | 180 | 152 | 227 | 949 | 19 | ||
8 | 66F75956 | 宇津 秀夫 | 210 | 180 | 180 | 180 | 199 | 949 | 19 | ||
1 | 32F57903 | 浅沼 資司 | 210 | 180 | 180 | 109 | 256 | 935 | 21 | ||
5 | 53F122789 | 白井 正巳 | 210 | 180 | 180 | 180 | 112 | 862 | 22 | ||
11 | 67F127682 | 吉田 潤 | 210 | 180 | 180 | 180 | 0 | 750 | 23 |
■F1C F1A F1B このウィンドゥを閉じる
F1C F1Cはこのところ大型化して3m近いスパンになり,このことがかえって風に対しては問題でしょう.ギアーダウン機も増えて,強風時の発航はどの機体にするのか決断が必要です.
発航地点が離れていたので詳細は解りませんが,ギアダウン機も飛んだはずです.いずれも発航すると,風で後退しながらの垂直上昇で選手は気を使った事でしょう. 結局は4人がMAXでしたが,人家に飛び込むほどの距離を飛んで,帰り道は機体の保持に苦心惨憺,2ラウンドに挑戦する気力を奪ったようです.1位は関東は金川,関沢選手,関西は増田,木引選手と仲良く2人ずつになりました.増田選手はF1Cに復帰しての快挙?木引選手は復活でしょうか.江連選手は息付きでオーバーラン.東野選手も発航時に機体を吹き飛ばされて,パワーダイブで大破.結局,両選手共MAXが取れず.ランチャーズから初参加の吉田,田久保の両選手は,ともかくも壊さずに発航し,飛んだので合格です.
No. | 登録 No. | 氏名 | R1 | R2 | R3 | R4 | R5 | R6 | R7 | 合計 | 順位 |
4 | 33F212 | 金川 茂 | 180 | 180 | 1 | ||||||
7 | 33F622 | 関沢 一雅 | 180 | 180 | 1 | ||||||
9 | 66F113 | 増田 哲司 | 180 | 180 | 1 | ||||||
10 | 67F127 | 木引 敬一 | 180 | 180 | 1 | ||||||
2 | 53F119391 | 長谷川 正亮 | 176 | 176 | 5 | ||||||
8 | 66F109 | 岩村 慧一 | 167 | 167 | 6 | ||||||
6 | 32F131 | 江連 明夫 | 166 | 166 | 7 | ||||||
5 | 49F45179 | 東野 長生 | 139 | 139 | 8 | ||||||
11 | 33F118017 | 田久保 潤一 | 111 | 111 | 9 | ||||||
3 | 67F154 | 山崎 与 | 108 | 108 | 10 | ||||||
1 | 33F80088 | 吉田 利徳 | 106 | 106 | 11 |
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■参考訳文
(“掲示板”とは別のインストール翻訳ソフトで訳してみました.使用したのは富士通FMVの「Web翻訳」です)
米国では, それがどんな観点からの非常に良いChampionshipだった: 分野
天気, 組織, 宿泊など
そして我々が非常に滑らかに行った…7が一周する…
5分flyoff,
我々だけが7分で熱過ぎる状態を期待しなかった.
flyoff(日没の30分未満前の午後6時). 我々の経験
前の数日は我々に言った:
より多くの午後6時(速目さえ)のthermicsから
状態…非常に等しいこと…時間どんどん悪くなった. それ
我々の誤りだった:
我々は9番目のラウンドにもかかわらず,
利益熱の始めに飛んだ.
ラウンドの終わりまで来た.
我々の安らぎは数年間の我々のe-機体を使用するPer
Findahlだった.
また, Miyamotoさんはどんなベッドも結果として生じさせなかった.
およそ3パネル翼.
3個のパネルを使用し始める1番目のうちの1つ
数年前に私が覚えているような翼はF1CのE.Verbitskyだった.
おまけに
F1Cの時間の翼の長さはますます多くになった.
私がVerbitskyから尋ねるとき
あなたが3個のパネルが翼をつけさせる使用を始める…彼は答えた. 「…私…欲しく…」
長い間,
以上を架けさせなさい.
翼…古い設備(集合するための正確なプレート)を使用する.
新しい翼
長さ…それが作ることにおいて可能でなかった…十分な長さでなく
プレート. したがって,
「私は2個の伝統的なパネルを使用すると決めて, 小さいチップを加える.」
そのモデルは非常に良い状態で飛んだ. それは新式のように見られた.
非常に多くである.
モデルは販売されて, 非常に多くのモデルがコピーされた. 使用する定まっているだれか
F1Aのためのこの経験.
何がこれに積極的な場合があるか? より短い.
パネルの長さは観点そりから形をよりよく妨げる. それはそうする.
可能…,
より最適…翼の長さに沿って揚力を分配しなさい…どのように
それはいくつかの調査と実験を要求することである. 弱いポイント:
3個のパネル
以上が働いている場所を強要するという翼の要求…接続…誤り
意志は蓄積することである. また,
あなたはそりのチェックにさらに2ポイントを必要とする.
今度は, 我々は,
3パネル翼を使用するのを計画しない.
敬具…あなた…あなたの家族
心から…ミハイール
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■参考訳文
(“Kussy”氏の翻訳です.だんぜん読みやすく,分りやすいですネ?)
USAで開催された世界選手権は,会場や,天候,運営,宿泊などいかなる観点でも,とても素晴らしいものでした.私たちは,とても順調に7ラウンドと5分のフライオフをこなしましたが,7分フライオフ(午後6時.日没の30分足らず前)が,サーマルだらけの状態になるとは思ってもみませんでした.数日前からの私たちの経験から言えば,午後6時以降(あるいはもっと前)から,もうサーマルは出ない,全体が一様になって,時間が経つにつれてどんどん悪くなる.しかし,これが私たちの間違いでした.私たちは,第9ラウンドの開始と同時に発航させたのですが,良好なサーマルはラウンドの最後にやってきました.
我々の慰めは,Per Findahlの優勝です.彼は数年前から我々のeタイプ胴体を使っています.同様のミスター宮本は,結果とナニ出来ませんでした(訳注:これはこう訳すしかないですよね).
3枚パネル翼(訳注:これを3段上反角と訳して良いかどうかは疑問.中央に上反角が付いていれば3段だが.これをあえて訳すなら,翼端2段上反角か)に付いては,私の記憶では,最初に3枚パネル翼を使い始めたうちの一人は,F1CのE.Verbitskyで,もうはるか以前のことです.当時,F1Cの翼スパンはどんどん長くなり始めていました.私が,Verbitkyに何で3枚パネル翼を使い始めたのかを聞いたときの彼の答えは,「私は翼スパンをもっと長くしたかった.しかし,古くからの道具(正確に言えば翼組立て用定盤)しかなかった.定盤の長さが限られていたので,ロングスパンの新しい翼を作ることが出来なかった.そこで,私は従来の長さの2枚のパネルを作り,その先に小さな翼を追加することにした」.
その機体は非常に良く飛びました.その機体は,新形式のように見えました.非常に数多くの機体が販売され,コピー機も数多く作られました.この経験を,誰かがF1Aに生かすことを決めたのです.
3枚パネル翼の利点は何でしょう.パネルの長さが短くなれば,ねじれの点からは,形状を維持しやすくなる.翼スパンに沿って,揚力のより適切な分布を実現できるかもしれない.だけど,何故?.これを説明するためには,いささか調査や実験が必要でしょう.
弱点は,3枚パネルの翼は,それを継ぎ合わせるときにより正確な定盤を必要とするでしょう.誤差は蓄積されるのだから.そして,ねじれを確認しなければならない場所が2個所増えます.私たちは,今のところ3枚パネル翼を使うことは考えていません.
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