2000年ランチャーズ・PLG・5月記録会報告 佐藤幸男
PLGは5月21日は参加者が少なく不成立。相談の結果5月28日に場所を和光森林公園にかえて実施する
事に決定。森林公園はグリーンクに比べて飛行可能面積が約1/2の為、飛行制限ルールを設ける。
@MAXは30秒とするが、31秒以上飛行した場合はペナリティーとして30秒から、
5秒マイナスし25秒とする(今回25秒が多いのは31秒以上した結果)。
A何故飛行制限か・・風の方向により約100m弱で高速道路(外環状)に入ってしまう ため、安全飛行
(無理して飛ばさない)を重視した。
● コメント
優勝=番場さん・飛ばす機体がないと言いながら何処からともなく機体を持ってきて念入りに調整した結果。
2位=内山さん・前進翼の機体を上手く調整し安定飛行でした。
3位=西原さん・・調子が良すぎて飛びすぎルールで縛られてダウン
4位=佐藤・・ 無尾翼機で挑戦、まあまあの結果。
5位=加藤さん・・機体が沢山ありすぎて困って いたが調子の良い機体が着木不明で残念。
6位=乙川さん・・トレーニングの結果飛 びすぎてしまったが、ルールに縛られ無ければ優勝かも!
7位=戸谷さん・・一生懸 命に頑張っていましたが間を取って飛ばせば、タイムが安定するでしょう。
追記:なかなか面白い臨時規則で、飛ばさないことが如何に難しいか解ったかも?この制限を火縄でやると
失格とし、ゴムの強さで飛ばす高さコントロールして30秒ピタリが出来るはずですが。
平尾
● 6月開催 6月18日(日)9.00〜12.00 グリーンパーク MAX45秒
PLG・5月 30秒MAX10投中5投 2000年4月 9日 大宮田んぼ・曇り晴れ・9〜12時・風1〜3m
NO | 氏 名 | 1R | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | F1 | F2 | 合 計 |
1 | 番 場 | 11 | 9 | 9 | 29 | 16 | 20 | 25 | 30 | 25 | 27 | 136 | ||
2 | 内 山 | 24 | 27 | 25 | 25 | 24 | 25 | 25 | 26 | 26 | 30 | 134 | ||
3 | 西 原 | 28 | 25 | 28 | 15 | 25 | 25 | 25 | 21 | 16 | 22 | 131 | ||
4 | 佐 藤 | 25 | 25 | 28 | 25 | 6 | 22 | 6 | 27 | 25 | 5 | 130 | ||
5 | 加 藤 | 20 | 29 | 30 | 13 | 15 | 5 | 25 | 21 | 25 | 20 | 129 | ||
6 | 乙 川 | 24 | 22 | 28 | 25 | 25 | 25 | 25 | 25 | 25 | 25 | 128 | ||
7 | 戸 谷 | 2 | 24 | 25 | 14 | 23 | 21 | 26 | 20 | 29 | 20 | 127 |
測定を見ていて、この時の高度は低く感じるので、加藤選手の投げが決まった場合の高度は、30mは出ているように思い
ます。平尾
HLG・5月 60秒MAX10投中5投 2000年5月21日 瀬谷広場・曇り晴れ・9〜12時・風2〜3m
NO | 氏 名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | F1 | F2 | 合 計 |
1 | 吉 田 | 25 | 47 | 60 | 60 | 60 | 38 | 59 | 43 | 27 | 60 | 299 | ||
2 | 井 村 | 60 | 48 | 29 | 30 | 60 | 23 | 12 | 30 | 60 | 54 | 282 | ||
3 | 富 谷 | 2 | 60 | 31 | 60 | 5 | 4 | 30 | 3 | 60 | 55 | 266 | ||
4 | 加 藤 | 26 | 40 | 60 | 29 | 60 | 44 | 39 | 6 | 32 | 58 | 262 | ||
5 | 平 岩 | 45 | 39 | 60 | 22 | 47 | 28 | 60 | 19 | 32 | 42 | 248 | ||
6 | 岡 田 | 15 | 37 | 54 | 21 | 39 | 60 | 20 | 35 | 56 | 30 | 246 | ||
7 | 池 田 | 49 | 44 | 51 | 33 | 41 | 54 | 46 | 33 | 32 | 26 | 244 | ||
8 | 大八木 | 24 | 36 | 30 | 49 | 34 | 20 | 30 | 60 | 53 | 25 | 232 | ||
9 | 宮 辺 | 60 | 37 | 23 | 36 | 27 | 36 | 47 | 47 | 34 | 37 | 228 | ||
10 | 吉 野 | 19 | 60 | 60 | 24 | 28 | 37 | 22 | 34 | 14 | 13 | 219 | ||
11 | 斉 藤 | 44 | 19 | 27 | 28 | 31 | 16 | 22 | 8 | 1 | 20 | 152 | ||
12 | 古 矢 | 28 | 33 | 17 | 15 | 36 | 17 | 3 | 23 | 21 | 26 | 146 | ||
13 | 平 尾 | 19 | 32 | 20 | 19 | 21 | 20 | 4 | 5 | 11 | 3 | 112 |
第1回HLGウエスタンカップ大会結果 2000.5.21(日) 晴れ 平城京 風1〜2m 気温24度 9:00〜12:00 1R 2R 3R 4R 5R 6R 7R 8R 9R 10R 合 計 順位 白井庄二 60 60 45 60 38 35 34 50 60 46 290 1 鷲見健次 27 21 47 21 30 24 60 27 52 60 249 2 村上善信 31 20 19 33 60 40 60 8 53 26 246 3 横山 泰 31 31 34 18 20 60 24 56 23 49 230 4 小西忠司 28 60 20 8 36 60 23 26 40 30 226 5 片岡登志夫 60 18 25 18 26 31 40 15 9 60 217 6 中川浩伸 34 45 37 13 46 26 51 22 20 24 213 7 石野 覚 38 34 14 28 33 11 33 50 6 22 188 8 小笠原憲夫 16 15 17 15 47 26 60 10 11 13 166 9 安田 淳 21 37 10 26 18 18 33 26 28 20 150 10 宮本茂樹 20 − − − − − − − − − 20 11 田根信幸 − − − − − − − − − − 0 12 PLG 宮本茂樹 29 45 28 35 60 60 − − − − 229 1 以上
DogEggGreen
〔美少女〕
バードウォッチングなどという洒落た事ではないのだけれど、池のある公園で野鳥を 眺めるのが日課だった時期がある。 でも、本当は“探鳥のふり”をして、公園に集う可愛い少女達を観察するのが目的だ った…なんて言ったら、(不可解な事件の多い昨今のこと、)人格を疑われてしまうかも しれない。だから勿論(半分は)、冗談だ。 ついでに告白しておくが、その公園にはかれこれ10年以上も出没し、多分千人以上の 子供達を観察してきた。 でも、心に残るような美少女なんて片手で数える程しかお目にかかれなかったし、ま してやこの娘は本物(注、1)だ、と確信が持てたのはたった一人だけだ。 ともあれ、特別に野鳥の種類が多い公園という訳ではないが、それでも(鴉鳩雀の御 三家を別にして)十数種類は観察出来る。 殆どは周年見られる連中で、椋鳥、尾長、雉鳩などが定番と言ったところだ。ついで だから、定番鳥(?)達の中で最もそれらしい、つまり一等「少女めいた」種類を挙げ るなら、やっぱり白鶺鴒だろう。目白や河原鶸も愛らしいのだが、彼女たちは少女と言 うよりは幼女的な魅力の範疇と言うべきだろう。(注、2) 鶺鴒(セキレイ)にも何種類かあるが、最も普通に見られるのが白鶺鴒(ハクセキレイ) ということらしい。 雀より一回り大きく、地上では長い尾をピンと立て、忙しげに振るのが特徴だ。 温かな季節はくっきりとした白と黒のモノトーン模様が印象的だが、寒い時期には黒 い部分が灰色に変る(冬羽)。 腹面は白いのだが、首の下に子供の前掛けのような黒い 部分がある。 公園に集う小鳥の中でも、スッキリとしたグッドデザインだ。飛び方は、小型の鳥に 共通な羽ばたきと弾道飛行(?)を繰り返す標準的なパターンだが、雀などに比べると結 構優雅に見える。尾が長く、弾道飛行の時間が長めに感じられるせいだろう。また、こ のサイズとしては比較的俊足なのではないかと思う。 少なくとも、見た目にはスピーディーだ。この鳥の魅力は、何と言ってもその仕草に ある。主に水辺にやって来ては、長い尾をヒラヒラさせながら、わりあい狭い範囲を活 発に飛び廻るのだ。鳴き声もまた、『チュチュチュンッ』と耳に心地よい。 だからバードウォッチャーには人気が高く、高価な双眼鏡をぶら下げた同業者達(?) は、彼女を見付けると大いに喜ぶ。 まあ眺めていて楽しいのは事実なので、そういう場合は調子を合わせておくことにし ている。また、わざわざ探そうとすると、案外遭遇しづらい種類でもあるらしい。 無為に時を過ごしている“探鳥爺”にとっては、良く見かける近所の可愛いお嬢ちゃ ん、程度の存在なのだが。 さて、ある秋の午後、いつものように双眼鏡の視野に捉えた「美少女白鶺鴒」。 アレッ?…一瞬視界から消えたかと思ったら、再びもとの場所に戻って、何やらムシ ャムシャ食べている。何のことはない、寒さでヘロヘロになった赤トンボを捕まえて、 オヤツと洒落こんでいたのだ。 おしまいには、残った4枚の羽根を「ペッぺッ」と吐き出した。 なーるほど、太宰治が「御伽草子」(注、3)で、カチカチ山のウサギを利発な美少女 にナゾラエタのも、あらためて納得出来るナ…なんていう気障な台詞はさておき、白鶺 鴒は見事なまでに“美少女的”なのだ。 それも、多分に古典的な。(ついでながら言うと、タヌキは食い意地の張った「小汚 い中年男」として描かれている!) ところで、我が敬愛する佐貫亦男博士は、(白)鶺鴒を『Ar196水上偵察機の渾名 にピッタリだ』と書かれている。 水辺に縁があり、尾羽根をピンと立てたイメージは、素晴らしい連想と言う他は無い。 ただし、Ar196はあまり“美少女”的では無いようだ。水上機と美形とは、なかな か相容れない。 或るデザイナーが、『Fi156とLolitaの相似性』について熱っぽく語って くれたことがある。なるほど言われてみれば、Fi156は多分に“美少女的”だ。ほ っそりした胴体に長い脚、そうして軽やかな飛びっぷりは、「コウノトリ」というドイ ツ人の付けた名前よりも、「白鶺鴒」の方がずっと似つかわしく思える。部分的には硬 い線が見られるが、曲線で構成された機体より、この方がどこか子供じみた印象の残る 少女の肢体を思わせはしないか?…怪しげな連想が次々と湧き上がってくるのは、やは り少女の持つ魅力(あるいは魔性)のせいだろうか。(StupidCat) (注、1)小説「ロリータ」の語り手H.H.氏曰く、少女の側も当然共犯者でなくて はならない。 (注、2)仏蘭西のある人物曰く、少女とは幼女と女性の間に位置する『未だ女になら ざるもの』と定義される。 (注、3)古い御伽噺のパロディー。太宰の傑作のひとつ。 +---- HP管理者注:白鶺鴒は以下を参照 http://www.fujixerox.co.jp/ps/bunsho/photo/birds/page12.html ----+