2000年11
 @10月(2000)月例記録会の
   結果(HLG/CLG)
 AFF゛sanma‐tray"
 B
日本選手権の開催地について
 C
2000年日本選手権雑感
 D
外野席中継始末記
 

11月のランチャ‐ズ記録会は、1126、HLG/PLGとも大宮たんぼです!


10(2000)記録会の結果(HLG/PLG)@
   2000年10月22日 9:00〜12:00   大宮たんぼ 曇り 北2〜3m/S 60秒MAX(H/CLGとも)
H L G
 ハッキリ判るサーマルが少ないこの日、たくみにサーマルに乗せて井村さんが優勝、練習の賜物でしょう。
 2位争いはコンスタントに秒数を稼いだ加藤さんがものにし、大八木さんは5秒差で3位、という結果でした。大型機を投げた、腹巻(失礼、ベルトでした)の富谷さんは後半、宿酔いが手伝ってバテ気味となり、記録が伸びませんでした。中位に入った喜敷,岡田,吉野さんの記録には、大きなバラツキがありません。それなりに飛ばしこんでいて、機体の調整も出来ているようです。上位を狙うことができる証拠と見ました。
 初の正式参加となった下田さんは、20秒後半から30秒中頃。この成績は上出来でしょう。機体の状態、練習量から見て、近いうちにあなどれない存在となる可能性大です。小堀さんは、パワー不足を機体性能でカバーし切れずに不本意な結果でしたが、次作の計画をほのめかしていました。楽しみです。一方の相澤は、急な練習が祟って、惨敗。回復に1年かかる…の声も聞かれました。(レポート:相澤)

順位 名前 R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 R8 R9 R10 合計
 1 井村 max max  51  51  27  40  57  55 max max  297 
 2 加藤 max  58 max  46  47  35  38  41  51  23  276
 3 大八木 max  24  34  43 max  32  14  48 max  27  271
 4 富谷  58  52  32  19 max  30  38  35  18  48  256
 5 吉田  6  32  42 max  38  40 max  39  45  42  249
 6 喜敷  41  43  35  44  20  57  49  39  44  40  236
 7 古矢  3  26  52 max  31  12  39  33  28  25  215
 8 岡田  29  36  32 max  35  39  23  36  42  15  213
 9 吉野  33  37  34 max  31  37  24  40  33  30  208
 10 平岩  43  56  36  37  27  24  31  −  −  −  199
 11 池田  31  36 max  26  27  26  18  5  35  19  189
 12 相澤  7  8  28  6  11  39  25  19  17  12  128
 13 大田  28  15  26  27  10  19  21  36  27  31  122
 14 小堀  13  13  16  −  −  −  −  −  −  −   42


P L G

 優勝は石井さん、直線上昇は止めスパイラル上昇に変更したとか!
 2位は練習量の豊富な乙川さん、3位は大型機をゴルフのフルサイズのスティックで飛ばした戸谷さん、4位は佐藤、5位は前進翼の内山さん、以下省略。                   (レポート:佐藤)

順位  名前  R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 R8 R9 R10  合計 
 1 石井 max max max max  56 max  −  −  −  −  300
 2 乙川  56 max  58  36  26 max  45  30  50  31  284
 3 戸谷  55  44  39  35  47 max max  25  30  58  280
 4 佐藤  44 max  44 max max  25  32  52  43  28  276
 5 内山  22  28  42  29  50  45  25  30  32  29  199
 6 西原  20  23  10  41  38  56  −  −  −  −  178
 7 倉田  17  28  21  31  28  16  3  36  38  29  162
 8 加藤  26  36  40  24  22  31  28  19  4  4  161
 9 吉野  19  19  16  36  25  10  19  10  14  10  118


Salon‐Launchers (投稿をお待ちしています!)

●スチロール製(スクラッチビルド?)FF機のご紹介… 
A
 CLGの内山さんから、楽しい機体の図面が寄せられました。その名も『空飛ぶサンマトレイ』…秋刀魚が乗ってくる細長い発泡トレイから、ヒコーキの翼や胴体を連想されたのでしょうか?FF屋なら、ごく自然な発想ですが、カタチにしてしまうトコロが偉い!実物を拝見した相澤会長によれば、「飛びます!」とのこと。゛Launchers‐Sanma級"として、ワンメイク競技でもやりますか?
 「季節限定、美味しさとセットのメニュー」です。お試しあれ!!(詳しい作り方はこちらにどうぞ)


 
(左上・上・左)
  言われなければ、元サンマ・トレイだったとは誰も気づくまい!

  
「厚化粧の女はアタマが悪い」という格言があります?が、
  こんな風に装ってやれば、廃材が「生きる喜び」に変身してくれる。
  FreeFlight屋は、何でも素材にしてしまう才能に満ちていますネ?!













●FF日本選手権競技会の開催地について B
 今年の選手権で短時間でしたが、この問題を討議しました。結論は出ないもののそれぞれの立場でそれぞれの見解があることは理解できました。さて、実際はどうするか。私案ですが・・・・・・・・・・・
 関東でやる場合、地元と比べて関西中部のほとんど人はお客様扱いです。ですから関西でやるとすれば、関東勢はこの逆のケースを期待したいのが本音です。FF委員は委員会開催場所の関係から関東中心です。しかし、やりたくてやっいる人は少ないので、委員構成とは別問題とし検討して欲しいと思います。私事ですが15年以上も委員を続けると、早く止めたいと考えるものです。
 交互開催を続けるためにはFF委員でなくても、関西中部連合運営委員会を組織すれば出来るはずです。
 会を運営を契機として、かえって堅い絆が出来のではないでしょうか。関東でも決して楽々とやっているわけではありませんし、これくらいの意気込みでお願いしたいものです。FFが高齢化の波に呑み困れ込むれないうちに、みんなで様々な問題を解決しながら生き残ることを考えましょう。                                                                      (平尾寿康)

●FF日本選手権雑感 
C
★ F1A
 これまでにない大勢の参加で激戦になりましたが、以外と記録は伸びずパーフェクトは優勝者の和田君のみでした。この日はやや風が強く、みんな曳航に苦労していました。しかし、世界選ではもっとひどいこともあるので5〜6mの風はしのぎ切る練習が必要です。
 和田君が日頃の練習がものをいって久しぶりの優勝。2位はこのところ製作に練習に力を入れていた湘南の三留君、しかも自作機での2位は立派です。しかし、グライダーの製作ではまだ改良すべき点が多々あります。 と言うのは、離脱時を見ていると、まだ翼の強度不足でバント時の撓みが大きい。三留君のは左右バランス良く撓んでいましたが、熊井さんのはインナーパネルの撓みが大きく離脱時に機体が左に逃げていました。
 今後とも情報収集と製作方法の改良に力を入れてください。湘南クラブは一頃の元気が無く、なりを潜めていた感じでしたので久しぶりの快挙です。3位は連勝を逃した土肥君でした。わずか1ラウンドの大きなデサーマルが勝負を決しました。
 この日は発航地点と、風下後方200mありの気流に大きな差があって、バントでは高度を取っても後方電柱(後方200m)位置ですわれて、高度を落とすケースが続出しました。
 関西勢は宮本選手が4位、、新人の河合君が善戦して5位、以下、小西、白井、鷲見、高橋選手と関西勢が固まって続いたのはなぜでしょうか。
 各選手とも地盤が柔らかく、且つ風が比較的強かったので曳航に「切れ」(息切れはあり)が見られなかった。 ラウンドも最後の方は疲労もあってか、曳航せずの1発勝負が多く、風にだまされての離脱で多くがタイムを落としました。風のある時は機体を上げると同時に索が張りますが、これは当然でサーマルではない。
 定常風では起こらない現象、例えば、それまでの機体位置からさらに前方に動くとか、機体が左右に小刻みに振れるような状態でないと離脱は不可です。グライダーも人口が増えてきたので、高度の技術の取得が必要で、そこから得られるレベルアップが楽しみです。

★ F1B
 ゴム機は取得高度がAクラス、Bクラスと2分化されていて、優勝するにはまずAクラスに入るしか方法がありません。その意味では今回の優勝者・織間さんは様々な話題を提供しています。 
 まず年齢ですが、多分最高齢の優勝者でしょう。72才の高齢での優勝は立派です。上昇高度は1.5流ですが、サーマル読みに機械を駆使しての努力に注目すべきでしょう。温度と風速を記録してそれらを参考にサーマルハントをしていましたので、まさに「読み」の勝利と言えましょう。
 5人が残ってのフライオフは7分MAXで行われましたが、初めに発航した織間、梅原選手が優勝のチャンスがあったようで、後で発航したグループは2、3位でした。梅原選手は織間選手より高度を取ったもののピッチングに入っての4位は誠に残念。前田選手は2回もゴム切れし、フライオフは発航出来ずでした。これは、この日午後から気温が上がったので午前中の巻き数ではバサバサ切れるのは当たり前ですが。
 今回はサーマル読みが難しく1度落としただけで18位になるのですから大変です。平尾は最下位でしたがそれでも1091秒ですから、高度Aクラスの出口、岩田、田岡、坂巻、西沢、伊藤の各選手も一回のミスで沈没しました。この中にはデサミスの人もいるので、60歳以下でもボケ防止が重要です。その他に、プロペラのたたみ不全、もの凄いデサーマル等々これも勝負でしょう
 今回の実績からの反省を踏まえての結論は、ゴム巻きの徹底的な練習が必要です。どうすればコンスタントに500回以上巻けるかです。ある人はゴムをまず約10倍引っ張り、そしてそれをさほど縮めずに90回(1/4比)、すると途中でゴムの腰が抜けるのでそこで10回巻くとか。これをヒントにこれから練習です。

★ F1C
 1名欠席で12名になったとは言えこれまでに無い多数参加の競技でした。結局は予想通り練習の過多が記録に出て、この種目の難しさが端的に現れていると考えます。
 この日は風がやや強くピットがやや山に近いこともあって、各選手とも発航に気を使った様子です。又、サーマルが小刻みに来る難しい条件で、相当の高度ながらラウンドを落とす選手が続出しました。その結果、帯空性能ではゴム機より優れているはずですが、パーフェクトは2人のみでした。成績が注目された木引き選手は、今一つ調子に乗れず5位に止まりました。
 結局は東野、金川両選手の戦いとなりました。フライオフ1ラウンド、5分MAXは2人とも通過。結局モーターラン3秒と言う難しい2ラウンド目のフライオフをものにして優勝したのは東野選手でした。
 エンジン音が2位になった金川選手より高音で、ショートスパンの機体を使って高度を稼ぎ優勝しました。
 金川選手はやや大きめのペラを付けたロングスパンの機体でしたが、滑空性能で高度差を補完するはずがそうはならず19秒差で準優勝。
 3位は本人が好調だと言っていた江連選手、4位はそろそろ中堅になってきた関沢選手となりました。久しぶりにF1Cを飛ばした薄井選手は練習不足はあるとしても、気分爽快で帰ったのではないでしょうか。又、久しぶりに参加の持田さん、小林君、初参加の田久保君、成績は不満かと思いますが、エンジン機を飛ばす楽しさを満喫したことでしょう。各選手それぞれの力量差はあるものの、日本全体としてのレベルは十分世界選で勝てる力を、今回の競技で実証しています。                                       (平尾 寿康)

平成12(2000)年度フリーフライト日本選手権結果(お立ち台名簿)詳細はこちらをどうぞ。
 F1A
  選手権者  和田    1290 (オールMAX)
  2位      三留    1210
  3位      土肥    1163
 F1B
  選手権者  織間    1290 + 251
  2位     井沢     1290 + 245
  3位     中田     1290 + 241
 F1C
  選手権者  東野    1320 + 300 + 249
  2位      金川    1320 + 300 + 225
  3位      江連     1260

●『“外野席”からFreeFlight日本選手権を楽しませてもらった』…の記。
D(ハチャメチャnet中継?…“言い訳”の弁!)
 選手権の当日、朝イチのメールチェックで、
  《競技の進行を送るので、順次Launchers掲示板に結果を投稿するように!》
 という指令を受けとった時には、正直言ってかなり慌てた。寝耳に水、だった。だいいち当人が知らなかったのだから、読者(Internetではなんと呼ぶのか?)だって知らないはずだ。はたして、どれくらいの人が気付いてくれるだろうか?
 “大事な用件は忙しいヤツに頼め”は真実だ。筆者のような暇人は、イザと言う時に役に立たない。今回も、ミスを連発した。ようやくアタマの回転が事態に追い付いた頃には、1日目が終わっていた。さぞや、ワケの分らない[中継]だったろうと、冷や汗が今でもコメカミ辺りを流れる(蝦蟇の油じゃないから、何の効用も無い)。
 初日は2種目、翌日は一種目だが人数が多かった。競技進行のタイムテーブル以外、資料の類が皆無だった。せめて選手のリストがあれば、もう少しマシな[中継]が出来たのだが…と悔いが残るが、これは言い訳です。
 ありがたかったのは、始めてすぐに届いた関西S氏からのメールだった。「おー!」というタイトルで、[中継]をチェックしている旨を知らせてくれた。これで勇気百倍、一人でも読者がいれば続けるハリが違う。(雑誌屋の経験から言って、読者の反響は非常な励みだ)
 思えば、旧石器時代を生きている筆者と違い、いま時の人方は“i‐mode”などの新兵器で、野原の只中でも情報に首まで浸っていたのだ。読者不在の心配など、杞憂だった。
 後日掲示板をチェックしたら、それなりの読者がアクセスしてくれたことが分って、大いにホッとした。やって良かった…。指令を出してくださったLaunchers会長と、読んでくださった読者諸兄に、『感謝!!』。

 ところで、鬼に笑われるのを覚悟で言うのだが、これだけ上手く行った以上は来年もやらずばなるまい…と、思う。会長氏は、新たなハイテク手法を検討中らしいから中継局は不要になるかもしれない。もし、来年も同じスタイルでやることになったら、当然[中継担当者]は筆者にオハチがまわってくるだろうナァ…
 が、しかし、残念ながら来年は誰かに、この“大役”をお任せしたいと考えている。何故かって?…新世紀最初のFF選手権には、現場に居たいからに決まっているではないか?!?!?!                                                 (stupidcat)


Information

 ←航空機用エンジンです。画像の印象から設計者を推察してください。
   ※ヒント(甘いなァ〜)です。
    @頭文字は、゛E.B.゛…
    Aいわく「出来ることならピストンも四角くしたい!」…
    Bこよなく乗馬を愛した…
   ※正解をお寄せ頂いた方には(“Launchers掲示板”宛てに!)
    編集局から粗品を進呈(ただし、祖祖祖品です、期待しないように)!
    【答えは次号のこのコーナーで…】

   ※前号の写真クイズ?については、ここでご確認下さい!!
    (ちなみにクイズ出題者は、横文字が読めないのでナンのコッチャ?
     ヨォ分りません。悪しからず。注、賞品はありません。)