◎ 名前:あきもと (GBF00735@nifty.com)
◎ 作成日:2009.6.15(月) 17:50, 218.229.162.11
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絶滅:「ニューム管」「1.5mm厚バルサ」
和紙に続く消滅ネタです。
実は今、「ニューム管」も消滅しつつあります。
うすうす、ちかごろ店頭でニューム管を見かけないなぁと思ってはいたのです。 和紙の件もあったので、まさかと思い、ここ数週間、大きめの模型屋さんや材料屋さんを回ってみました。 やっぱりニューム管はありません。 正確に言えば、一部の材料店なら、比較的肉厚の「アルミ管」は無いことはないです。 しかし一昔前ならどこにでもあった、竹ヒゴに合う内径約1.8mmの一般的なサイズの、割り込みが入った“いわゆるニューム管”がありません。
回ったうちの1軒、秋葉原の十字屋模型店でちょっと話を聞きました。 それによると、おととしユニオンモデル社がいったん事業を停止した際、 関連の下請け部品業者が軒並み大打撃を受けたそうです。 特に細身のニューム管は、もうずいぶん前から国内生産は無く、中国産だったそうですが、 注文が無くなったため倒産?のような状態になり、生産設備が壊れたり盗難にあったとかで、 ユニオンが再開した後もニューム管は作れない状態のままだそうです。
もともとユニオンの再開(スタジオミド社が承継)も、“今までの生産品をすべて維持するつもりはない” との条件付きだそうで、ニューム管に限らずマイナーなパーツは同じような運命に陥るかも知れません。 (特に一部に出ている「木製プロペラ」はほぼ間違いなく店頭品限りだそうです)
ニューム管の生産→販売が上記の単一ルートだとは考えたくありませんが、 少なくとも関東圏の一部の店に関しては、店頭で見つけにくいのは事実です。 手持ちのニューム管は大切に使った方が良さそうです。
そして「1.5mm厚バルサ」です。 少なくとも私が少年〜青年時代までは、これも入手に苦労することのない材料だったはずです。 ご存知の通り、小型の骨組構造の機体を製作する場合、1mm角は製作以前に初心者だと切り出し自体が難しく、実質的に1.5mm角が最小寸法だと思います。 しかし、気がついてみると、ニューム管と同様、今回どこにも店頭販売を見つけることが出来ませんでした。 そもそもバルサ板の単品販売自体が希少になりつつあり、置いてある店でも2mmまたは3mm厚が最小の場合が多く、そこから1mmないし2mmきざみの厚みしか置いてありません。
おそらく1.5mm厚はバルサの販売元(木村バルサなど)からの入手は可能でしょうが、しかしニューム管ともども店頭に無いことのダメージははかり知れません。特に初心者・入門者に紹介する場合に、機体によってははじめから材料入手不可と言うことになってしまうからです。
今さら言うまでもないかもしれませんが、模型飛行機、とくにフリーフライトは材料の面からも絶滅の危機に瀕していると言わざるを得ないように思います。
◆2009-6-15 18:55:22 114.181.90.202 ランチャーズ − 参考 http://www.lemon.co.jp/newmokei/ 絶滅前に買う? 絶滅を早めるだけ? ◆2009-6-15 18:55:39 114.181.90.202 ランチャーズ − 航空ベニヤもあり。バルサは手に取れないので要注意!
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