◎ 名前:八雲
◎ 作成日:2009.5.14(木) 22:04, 123.225.177.55

  今、アジアの国が熱い     以前内容以後内容    


 7月のフリーフライト世界選手権は、最新の情報では参加国は39となっています。前回のウクライナ大会よりも参加国数が多いことになります。 http://www.wch2009.com/participants.asp  日本チームの準備も着々と進んでいるようですが、この掲示板で今大会はモンゴルや北朝鮮の大選手団の参加があることをお伝えしました。あの中国はどうした?と思っていましたが、やはり中国も最近になって正式にエントリーしたようです。でもちょっと寂しいのは、フルエントリーではないことです。かつて世界のトップレベルにいたFF強国も今はその面影はありません。今回の中国のエントリーと同時に、お隣の韓国も正式なエントリーをしました。団長や選手名はまだ分かっていませんが、とりあえず選手団を送り込むことは間違いないようです。F1Cを除く2種目はフルメンバーで、今まで参加実績のない国のエンジン機の種目は無理ですので仕方ありませんが、団長、副団長以下12名の選手団をいきなり送り込むとは驚きです。昨年のジュニア世界選手権にアジアの国では初の選手団を送り込み、我々にとっては「今まで世界選手権に出たこともない国が、どうしてジュニアFF世界選手権に出場するの?」と、いわば寝耳に水でしたが、「2009年の世界選手権には出ます」という公約どおり、正式なエントリーをしたことになります。ジュニア出身の若手選手が出場すると思われます。

 隣国の韓国がライトプレーンやフリーフライト競技に熱心な理由は、国として教育活動の一環として取り上げているからです。今年の10月には、ソウルで第103回のFAI総会が開催されます。1981年に日本でもFAIの総会が開催され、日本の航空協会も世界に認知されることとなったように http://www.aero.or.jp/gaiyo.html 、航空スポーツ分野で国を挙げて世界にデビューするために、その活動のひとつとして、模型飛行機の中でも「スポーツ色」の濃いフリーフライトを子どもたちに広め、その延長でジュニア世界選手権への参加、そして今回初めての世界選手権の参加となっているのです。

 ヨーロッパ選手権のようなものが環太平洋諸国で開催できないものかという構想がずいぶん前にありました。ラジコンではアジアオセアニア大会(AOCC)がすでに開催されていますが、フリーフライト競技では、残念なことにアジアでは日本と中国だけで、そこにオーストラリア、ニュージーランド、そしてアメリカ、カナダを加えれば何とか形になると考えました。しかしながら参加国の数が少なすぎます。2007年の世界選手権から北朝鮮、そして今回の2009年からは新たにモンゴル、韓国が加わります。ホームページを見ると( http://www.jmaf.jp/sub8.html )、インドネシアも子どもたちへの模型飛行機普及活動が活発で、フリーフライト競技も行なわれています。子ども達が入門し易いハンドランチやグライダー競技が中心ですが、積極的に普及活動を行なっている様子が紹介されています。国が航空スポーツをもっと盛んにしようと考え、その第一歩として模型飛行機に興味を持ってもらうために模型飛行機の原点であるフリーフライトを広めるのは当然のことでしょう。

 日本ではフリーフライトに将来はない?という悲観的な気持ちを持つ私たちですが、今、アジアのFF界が熱いようです!アジアのフリーフライトを引っ張って行く国はどこになるのか?うかうかしてはいられません。

◆2009-5-15 19:13:17 121.114.80.63 ごむどり − FFを盛んにするには、競技会に参加することです。競技会が盛んになれば人も集まってきます。  
◆2009-5-17 11:6:23 218.217.105.83 高田@KFC − 韓国へ競技会の案内やお誘いをしたい。登山界の実情からするとどんどん来てくれそうに思う。