◎返事対象記事⇒  Re..教えて下さい(檀上)


 
◎ 名前:小池
◎ 作成日:2008.10.20(月) 08:30, 121.83.130.246

  Re..旋回について     以前内容以後内容    

壇上さんの疑問に私なりの考えをお示しします.旋回するためには遠心力に見合う向心力が必要で,そのために右翼をねじり下げで右ロールさせて,揚力を右側に傾けてその水平分力が向心力となっています.ねじりのために右翼の方が抵抗が小さくなってヨーモーメントが発生する,か否かは迎角により違います.大きな迎角ならば少しの迎角の違いで抵抗が大きく変化し,ヨーモーメントが大きくなりますが,F1Bの場合迎角は失速に余裕を持った値なので,通常はヨーモーメントは小さいのです.ただしサーマルに揉まれたときにはヨーモーメントが発生して右往左往することがあります.
逆に左翼をねじり下げて右旋回滑空させるためにはラダーを大きく切って,機首を進行方向に対して右に向けます.それと上反角によって左翼の迎角が増えて機体は右ロールし,向心力が確保できます.この場合には胴体が進行方向に対して右に向いているので抵抗が増えると思います.ただし乱気流に対しては安定するのかもしれません.以上どちらの方法もF1Bでは使われています.

◆2008-10-20 21:58:51 222.225.234.249 檀上 − 解説ありがとうございます。理解できました。