◎ 名前:御子柴清志 (kmikoshiba@aol.com)
◎ 作成日:2003.9.14(日) 12:56, 211.128.246.82

  Mark Drela氏のコメント和訳     以前内容以後内容    

SCAT News上のMark Drela氏の円盤投げ発信に関するコメントの和訳です。一部内容不明の部分がありますがご容赦ください。


円盤投げ発進に利点があるかどうかはスパンに拠るところが非常に大きいです。規定上の最大スパンは1.5メートルですが(米国の規定ですか??)、この寸法はほぼ理想に近いように見えます。24インチスパンでは円盤投げ発進と伝統的な槍投げ発進との間に、槍投げ発進者が強力と仮定した場合、獲得高度に大きな差は生じないだろうと考えます。しかし、発進者が非力な場合には、かなり小さなスパンにいたるまで有利になるでしょう。
ところで、大きなFFハンドランチグライダーを作ることに何かまずいことでもありますか?インドアハンドランチグライダーでは100 in^2 (何のことかわかりません)制限があることは知っておりますが、野外ハンドランチグライダーではそのような制限は無いと思います。

RCハンドランチグライダーでは、非常に大きな獲得高度のほかに、円盤投げ発進には二つの実用的利点があります。

1)フライヤーの体格や体力への依存度が減少したことです。槍投げ発進では、獲得高度は90%のフライヤーが35フィートから80フィートの間で、2倍以上の差があります。円盤投げ発進では多分110フィートから150フィートの間で、差ははるかに少なくなります。飛行結果は大きな発進よりも気流の読みや操縦技術に拠ります。大きな発進はやはり重要ですが従来ほどではありません。

2)身体にかかる負担は、過酷から、事実上無しとなりました。身体に対する悪影響なしに一日百回のハードな発進をすることができます。円盤投げ発進が登場してから、体力上の理由でRCハンドランチグライダーを止めた多くの人が戻ってきました。

FFハンドランチグライダーの円盤投げ発進は難しいですが、何とかできると考えます。ヨーダンピング(偏揺れ収束)とスパイラルダイブ防止のため異常に長いテールアームが必要でしょう。重圧に耐えるため、たぶん凧用のカーボンブームが必須となるでしょう。縦揺れトリムは発進、上昇、返りの間で相反するので、滑空は尾翼の傾斜、空力弾性そしてたぶん高速により作動させられるヒンジつき昇降舵の適当な組み合わせにより解決されるのでしょう。

若しこれがうまく働けば、2分マックスを引き上げる必要があるかもしれません。うまく発進されたRCハンドランチグライダーはデッドエアーで容易に2分を超えます。



◆ランチャーズ − ありがとうございます。石井満さんの記事と合わせ読むと面白いですネ
◆ランチャーズ − F1N – INDOOR HAND LAUNCH GLIDERS の規格では翼面積が変わるものは禁止ですが、大きさ(スパン:1.5メートル,面積:100 in^2)制限はないと思いました。

 
                             
 
番号題名名前作成日照合
218  ishii_2003_09_13_00.doc翼端投HLGのスパン、重量についての計算お遊びランチャーズ2003 09 142531
217  Mark Drela氏のコメント和訳御子柴清志2003 09 141803
216  日本選手権申し込み締め切り日・FF委員会より金川 茂2003 09 131671
215     関連掲示を整理いたしましたランチャーズ2003 09 131937
214  大宮タンボ 03−09−13津田 晃英2003 09 131488
 
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