◎返事対象記事⇒  Re..TAN-IIの状況(野尻抱介)


 
◎ 名前:金川 茂 (VEC04154@nifty.ne.jp)
◎ 作成日:2003.1.22(水) 23:00, 211.128.166.110

  Re..TAN-IIの状況     以前内容以後内容    

大箱と小箱の違いをお話します。大箱はメーカーからこの形でFAIに入荷します。それを皆さんは買っているわけです。小箱は手作業で(簡単な機械を使って)、FAIで小箱に詰め替えられます。大箱でもゴムの最初と中間、そして最後では品質は同じではないとF1Bの方は言っています。その大箱もメーカーで詰め込むのですから、例えば200ポンドのゴムを作ったとしたら、最初に詰めた10ポンドの箱と中間、最後では微妙に違ってきます。
 トップフライヤーが大箱を求める理由は、10ポンドの中で品質が違っても、少なくとも数ポンドに相当する部分は同じ品質なので、それを揃えることによって調整がやりやすいということです。1ポンド箱で買うと、その箱が10ポンド箱のどの部分かわからないため、一箱づつ違ってしまうのです。もちろん大箱は割安という理由もあります。
ゴムのデータはゴムが出来上がった段階で、FAIが指定したF1Bフライヤー(仲間)の計測機器で測定し、このロットは良いか悪いかの判断をしています。それでGOとなったらカットされFAIに納入されます。ゴムメーカーはFAIだけのためにゴムを作っているのではなく、その大部分はゴムバンドのような目的のために作られています。アメリカ製の輪ゴムを見るとわかりますが、TANラバーそっくりの色合いをしていますね。

◆野尻抱介 − 回答ありがとうございました。よくわかりました。