◎ 名前:百歳ff
◎ 作成日:2021.11.21(日) 15:46

  皿マンダー is スチレンパークプレーン     以前内容以後内容    



はからずもレジェンドにご披露できたのが私の「皿マンダー」スチレンパークプレーンでした。簡単で、丈夫で、よく飛ぶ、そんな子どもたちのためのゴム動力模型飛行機を考えて教室などで試してきましたが、なかなか満足できませんでした。最近辿り着いたのがEIZOさんおすすめの中央市場内の店舗用品スーパーに溢れている発泡スチロールの食品トレーです。東急ハンズやロフトでスチレンペーパーを買うよりとっても安いのが魅力です。その形から飛行機が頭に浮かび上がってきたのです。フチは使えるぞと。
子どもたちに作らせて難儀したのが上半角をつけること、垂直尾翼を立てること、乱暴な扱いに耐えること、なんです。食品トレーで解決しました。それにたくさん作って運ぶにもSTAGできるのです。重ねるのです。
今回の作品は、C 65(250×180)とC25(150×125)を使いました。100枚単位で袋入りです。主翼は翼弦80mmに切り出します。尾翼は翼弦60mmです。反り上がりのフチガ上半角であり、双垂直尾翼であります。カッコつけて前縁を斜めにカットしました。
胴体は5×6×320mmバルサです。後部の下側90mmを斜めにカットして取り付け角を出します。ゴムの後部フックは290mm位置です。私のは真っ直ぐにして「ゴムポットンDT」ですが、まあ滑空はあまり期待しないので普通のフックにしたら良いでしょう。
プロペラはダイヤモンド印(輸入品は2gは重いよ!)の18cmです。子どもたちの教室の場合は150cmにした方が飛ばしやすいです。ゴムはFAIサプライの1/16(約1.6mm)の6条(3重の輪)で2gです。15cmペラならば4条でもかまいません。
主翼は前部を丸め、後部30mmは斜めに削り落とします。そのままでも構いませんが、カッコつけるわけです。尾翼は胴体の下部に付けます。主翼は虫ピンで仮止めして重心が50%になる位置を見つけます。エポキシ接着剤で取り付けます。両面テープで貼り付けてセロテープで補強するのでも構いません。プロペラのサラストラインには気をつかいます。子どもたちに提供する場合はあらかじめ加工しておきます。ダウンスラストは目で見てわかるかどうかぐらい僅か、右サイドスラストはちょっとです。こんな僅かな上半角ですから右に切り過ぎるとやばいです。
これで出来上がり。図面を書くつもりが、もう要りませんよね。手巻きで100回巻いて飛ばして緩い旋回で頭を上げていけば合格です。子どもたちなら400回巻きで30秒、私ら大人は800巻で60秒いけば満足でしょう。

あっ!大切なことを忘れていました。主翼の右側の後縁は20mmほどをフラップのように折り下げます。約3mmほどです。これがLPの秘訣中の秘訣なんです。竹ひご飛行機ならば右の取り付け角が増すように捻るので、この技を「ねじり上げ」と呼んでいます。これをしないと右スラストのために右にダイブしてしまいます。私の場合は普通よりも強めにしています。これで直進の急上昇ができます。
この技は実はF1Bの名手Nさんの素晴らしい直進する急上昇を拝ませていただいたときに気がつきました。皆んなが旋回しながら上げてるのに何故真っ直ぐなのかと観察したのです。どうやら上昇前半の右翼取り付け角を左に対して相対的に増やすウイングラーの調整量に秘訣がありそうだと思いました。さっそくLPで実現しました。大当たり、真っ直ぐに上昇しました。OKZさんに「なんでまっつぐなんや?」と叫ばれましたが、実はこれなんです。
そんなわけでこのスチレンプレーンにも応用しています。

写真の後ろ側は平城宮跡ルールの203のためのものです。お皿は前後とも平らな部分をフルに使いました。ゴムは3gの8条、プロペラは210mmです。スパンがこんなですからなかなか難しい。気難しいのです。上手くいけば60秒は出ます。もっと大きい皿があれば安定が良くなるはずで中央市場内に行きたいと思います。ついでに鰻蒲焼きでも買いますかね。

私が書き込むと特許の妨げになったと嘆かれたことがありましたが、どうぞご自由に活用してやってください。

◆2021-11-21 15:48:21 百歳ff − 皿マンダーとはサラマンダーです。山椒魚です。平らでSTAGしやすいので名付けました。  
◆2021-11-21 15:54:45 百歳ff − F1Bは右上昇、右滑空ですのでウイングラーは途中で戻さないとアキマセンがLPは右左なんで固定でOK。  
◆2021-11-21 16:0:17 百歳ff − 誤植あり。ゴムフック位置は210mmです。プロペラのサラストラインはスラストラインのミスです。  
◆2021-11-21 16:1:26 百歳ff − さらに補足です。滑空の旋回は尾翼のチルトです。  
◆2021-11-21 17:18:34 百歳ff − 重量は10gまでに作れると思います。203は20gがルールなので翼面積が足りません。しんどい。  
◆2021-11-21 17:21:43 ランチャーズ − このねじり上げは大いに参考になります。いろいろな機体で試してみます。  
◆2021-11-22 11:28:50 織間 − 百歳ffさんはF!Cのプロと思っていましたがF1bもやっていたのですか。良いこと書いてあり感心しまし  
◆2021-11-22 11:44:0 百歳df − 安全ではありません、のメッセージが出て投稿できない時がありますがどうでしょうか?

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