◎ 名前:趣味際人
◎ 作成日:2012.2.18(土) 19:29
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 上昇競技とその規定の想定  
上昇競技とその規定の想定
FF上昇競技について、筆者の計測体験をもとに具体的に考えてみました。
計測役員は3名とします。
出発点に選手と、成績記録表を持ち競技進行を管理する「主審」が居り、風下左右４５度に副審を1名ずつ置きます。野球に例えると、風がホームからセンターに吹いているとき、ホームベースに主審と選手、場所の広さや風速に応じて、一塁・三塁乃至外野左右線審の位置に副審が居るわけです。
3名の計測役員は、独自に最高高度を判断して高度測定を行います。照準・測定は、若干の時間を必要とし、個人差もありますから一斉・同時に行うのは無理があるからです。
但し、風に流されすぎると仰角が小さくなって不正確になり、サーマルによる上昇も含まれる可能性がありますから、記録をとる時間の上限（20〜30秒くらい？）を決めておく必要があります。筆者の体験では、「目標の捕捉〜照準〜計測」に5秒程度は必要でした。
記録測定期間を3人の計測員に知らせるために、音声または表示板の伝達が必要になり、それを担当する競技役員も必要です。位置は3人の計測員の中央、ピッチャー乃至は2塁になります。
筆者の経験では、現代の細いF1B機を100m超の高度（斜めに仰角をつけて測るから実距離はその 2倍以上）で測定できましたから、機体の仕様制限でそこまで上昇できないようにすれば、レーザー距離計の性能限界で測定不能となることは無いと思います。
但し、機体によって測定しにくいもの（色彩や形）があるようで、少なくとも透明フィルム張りの片面翼は無理です。測定できない機体は競技上も不利ですから、測定のノーハウが蓄積されれば自然の流れとして測定しやすい設計に収斂すると思います。
それでも、測定不能による空振りラウンドが生ずる可能性がありますが、1回の競技時間が滞空競技の半分以下で済みますから、ラウンド数ややり直しの回数を増やして救済することは出来ます。
大きさ（全重量など）と動力（ゴム重量）を一定の幅に制限すれば、大型機でも小型機でも競技できますが、出発点として試行錯誤が容易に出来る公園サイズの小型機を想定します。ライトプレーン（全長500�弌濮管�500�弌▲乾�5g）でも上昇しすぎるようですから、「上昇級」としては同寸で全重量30g、ゴム3gと想定しておきます。
大略の上昇高度推定計算として
（ゴム重量×単位エネルギー蓄積量÷全重量）×効率係数
＝（3g×80000ｇ-�僉�30g）×0,5〜0,6＝40〜48ｍ
風速2.5m／秒、モーターラン20秒とすると、2塁上空になり、3計測員とも仰角40度内外で高度を測定できます。
高度測定直後にDT操作を行えば、全飛行時間40秒くらいで収まりますから、狭い公園でも余裕を持って競技が出来ます。しかも、滞空競技のようにMAXがありませんから、明確に勝負が付きます。
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