◎ 名前:西澤
◎ 作成日:2017.8.20(日) 14:38

  F1B 幻の第1ラウンド     以前内容以後内容    


写真はF1Bの上位10名の記録です。最終ブリテンによれば、第1ラウンドは4分マックスで行われることになっていました。しかしこの記録を見ると、第1ラウンドは3分マックスになっています。

実は当日のF1B第1ラウンドは、最初4分マックスで行われました。日本チームは最初に中田選手が飛ばして4分クリアー、二番手で西澤が飛ばして4分クリアーしました。今回の大会での機体回収は徒歩しか認められていなかったので、選手は飛ばしたら機体回収のために風下に向かい、途中で回収班から機体を受け取ることになっていました。風下には川があるため、着地地点に真っ直ぐ向かうことは出来ません。

およそ2キロ歩いたところで無事回収班から機体を受け取ったとき、発航ポールからトランシーバで緊急連絡がありました。「理由は分からないが、今までに飛ばした第1ラウンドの記録はキャンセルされた。ラインを移動して3分マックスで競技が再スタートすることになった!」

何が起きたのか全く理解できませんでしたが、第1ラウンドをもう一度飛ばさなくてはならなくなったようです。時間が無いので大急ぎで当初のラインのポールに戻り、機体と道具類を新しいラインのポールに運んで、2回目の第1ラウンドの飛行を行いました。

どのような事情でこのような決断がなされたのか不明ですが、どうも視界没になった選手が何人かいて、猛烈な抗議を受けての結果だったみたいです。信じられないことですが、多くの計時員は素人で、ポールによっては誰も三脚無しで計時していました。ルールでは各ポールの計時員の最低一人は、三脚に装着した双眼鏡で計時しなくてならないと決められています。そのような基本を守っていない今回の大会の主催者の不手際は、責められるべきだと思います。

こうして、幻の4分マックスの第1ラウンドは消滅してしまいました。


◆2017-8-2019:37:34 西澤 − SEN2328を読むと、1983年のオーストラリア世界選手権で同様のキャンセル事例が有ったそうです。  
◆2017-8-2019:40:21 西澤 − ただしこの時は強風で雨も降り出したためであり、今回とは事情が大きく違います。  
◆2017-8-2020:32:32 ai − この大会は成立するのか?おかしい。  
◆2017-8-2022:50:43 織間 − 悔しいなーこんなことすると選手の気力体力を阻害するよ。

■この記事へのレス(「コメント投稿」,「関連投稿」) は下の方の [Re] アイコンをクリックして下さい。
■ここに入力すると本文にコメントが付きます。
名前:
内容:
 
                返事/関連記事を書き込む 修正/削除