◎ 名前:金川
◎ 作成日:2013.12.14(土) 07:23

  第2回アジア選手権、再びモンゴルで開催!     以前内容以後内容    



2012年に第1回フリーフライトアジア選手権がモンゴルで盛大に開催されました。主陪審員にはCIAMのフリーフライト委員会の委員長であるIan Kaynes氏を呼び、国を挙げて開催した大会は大成功でした。その実績もあって2015年の世界選手権開催国に立候補し、投票の結果、モンゴル開催の2015年世界選手権が決定しました。モンゴルで世界選手権を開催したいという熱意が伝わったのでしょう。

さて、2012年の第1回アジア選手権が開催された時、第2回大会はどうするのか?ということはあまり真剣には参加国(モンゴル、日本、中国、韓国、北朝鮮)の間では話し合われませんでした。とにかく第一歩を踏み出すことが重要だということで、参加国の中で、現状ではモンゴル以外の国では開催できないことは分かっていましたので「次回もモンゴルで開催する」ものとばかり思っていました。ところがここに大きな壁が立ちはだかりました。オリンピックなどの国際大会を見ても分かるように、原則、連続して同じ国で開催できないというルールがあるようで、ヨーロッパ選手権のように国の数も明らかに違いますし、開催に「手を挙げる」国は多く、開催国のなり手が無いという心配はあまりありません。ところが、もともとアジアではFF模型をやっている国が少なく、広大なフィールドを有する国は限られていますので、このランチャーズの掲示板(No869)でも紹介しましたが、アジアオ・セアニア選手権として範囲を広げれば、オーストラリアやニュージーランドでの開催の開催も可能では?とIan Kaynes氏からアドバイスを受けました。現にワールドカップ競技はオーストラリアやニュージーランドでも開催されており、海外から多くの選手が参加しています。そのようなことから、アジア・オセアニア選手権の開催のハードルはそれほど高くないと見られたのですが、オーストラリアが難色を示したため、結局、アジア選手権を開催出来る国(場所・運営)はモンゴルしかないということで、連続してモンゴルで開催することが決定しました。

1st Categoryの競技会(世界選手権やアジア選手権などの大陸選手権)を開催することはとてもたいへんなことです。フィールドという面では問題なさそうなオーストラリアですが、模型協会のFF部門は日本と同様で高齢化が進み、競技人口も我々が想像するほど多くはなく、大きな大会を開催出来るだけの「パワー」がないというのが理由のようです。その意味で、アジアの中で、いや、世界的に見て、フリーフライトに関して一番活気があるのがモンゴルでしょう。しかしながらモンゴルも決して余裕があるわけでもなく、世界を舞台にした歴史も浅く、競技人口は決して多いとは言えませんが、一番の凄いところは、模型飛行機に対する情熱や、模型協会関係者や選手の若さではないでしょうか。少ない数でもそれをやり遂げるパワーを持っているのです。

確かに来年のアジア選手権の開催は大きな負担になることは明らかです。そして再来年はもっと大掛かりな世界選手権の開催もあります。その意味では、再来年の世界選手権の予行演習として頑張って欲しいと思います。モンゴルと友好関係にある我々に手伝いできることは、せめてフルメンバーで参加してあげることだと思います。標高が高い場所での大会ということで、世界選手権前に経験しておくことはとても良いことだと思います。また、友好を深める意味で、日本チームの大量参加を彼らは望んでいるのです。
http://www.fai.org/ciam-events/ciam-events-calendar-and-results?id=31550&EventCalendarId=7247


◆2013-12-1415:8:57 金川 − アジア選手権ではなくアジア・オセアニア選手権が正しいです。訂正します。

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