連載“番外篇”
W-Hobby 製 Musius-2 キットの製作レポート.このページでは,連載で入れられなかった部分を紹介します.
  今回の目次
(クリックしてください)
   M) ゴム入れ棒?  N) モントリオール・ストッパーの交換  O) 初飛行!!

 M ) 重心設定のその前に.
 M-1) 重心出しの作業の前にこれがないと・・・.あわてて
      作ります.
                             目次にもどる
 N) 出口製作所のパーツでFエンドを改造.
 N-1) キットに付属しているのは,シンプルフロントエンドと
      呼ばれる単純なモントリオールロックのものです.
      入門機ですからこれで十分なのですが,問題はゴム
      巻きです.ボビンはシャフトに固定されていますから,
      シャフト先端の穴にワインダーのフックを引っ掛けて
      プロペラごと巻き上げるという古典的スタイルになりま
      す.万一ゴムが切れるとペラまで破損しかねません.


 N-2) なにか良い手は無いかと出口さんの部品図を眺めて
     いるうちに,シャフトが交換可能なことに気付きました.
     さっそく,出口さんにマンガ図面を送って相談.「本体軸
     受けの真鍮スリーブを2mm削ればOKでしょう」と回答
     を頂き,さっそくシャフト,両持ちゴムフック,ワインダー
     を購入しました.
     出口様,親切なアドバイス,ありがとうございました.
 N-3) さて,部品が到着したところで,指示どおりスリーブを
      カットし,シャフトを交換するとピタリとおさまりました.
      これで今風にかっこよくゴムを巻くことができます.
      あこがれの出口式ワインダーも手に入れて,気分は
      すっかり国際級フライアーです.
                              目次にもどる

 O) さあ,初飛行です.
 O-1) 完成したら,手投げ滑空
     調整から始めます.天気
     のおだやかな日の早朝に
     柔らかな草原で飛ばしま
     す.(写真は平城宮跡)
      風に向かって走り,揚力
     で飛行機の重さを感じなく
     なったら,そっと手を離しま
     す.滑空がよく伸び,ゆる
     やかに左旋回するように
     調整できたら,手巻きで
     40回巻いてさらに滑空調
     整を続けます.(絶対にタ
     イマーを忘れないように.
     この段階でサーマルにも
     っていかれたという話をよ
     く耳にします.)
              
 
O-?) ここから先の飛行調整については,本レポートでは扱いません.
      なぜなら,35gものゴムを巻き上げ,フルパワーで飛行させるに
      は十分な経験を積んだコーチによる指導が必須だからです.
       もしも身近にそういう方がおられない場合には,
      ランチャーズの掲示板
      でコーチを依頼してみて下さい.すすんで指導を買って出て下さる
      方が必ず見つかるはずです.
           目次にもどる
少年の日に飛ばしたライトプレーン.F1Bといえどもその延長線上にあります.しかし,昨今の競技機は,ハイテク化が進んで敷居が高いというのもまた事実です.その点,こういう入門キットを利用すれば,比較的スムーズにF1Bの醍醐味を味わうことが出来ます.もちろん,競技会にも参加できます.F1Bを共に楽しむ仲間が一人でも増える事を望んで止みません.(吉田 潤)
                                                              
                                                               (W.S.Hottoke)